当社は、1891年(明治24年)に京極家9代目「京極高通」が創業し、その後130年の歩みのなかで、危険物の取扱を中心とする物流会社に成長しました。
さて、現代はブーカ(※1)の時代と定義され、社会やビジネス環境が今後どのように変化していくのか予測が大変難しくなっています。物流業界においては、燃料油価格の高騰を早急に転嫁しなければならず、加えて2024問題(※2)は業界に多大な影響を及ぼすことが懸念されています。
このように環境が大きく変化する中においても、当社は柔軟に事業の方向を決定する羅針盤として「私たちの使命」「私たちの目指す姿」「私たちの行動基準」からなる企業理念を制定しました。当社はひとり一人が働き甲斐を感じ、自ら参加したくなる組織を目指して『いい会社にしよう』を合言葉に次の100年に向かって前進します。
当社は東証スタンダード市場の上場維持に向け、第2次中期経営計画(2023~2025年度 3ヵ年)を策定しました。デジタル化や新規事業の創造などにより営業利益を2021年度実績に対して倍増を目指す意欲的な目標としました。また、サステナビリティへの取り組み(CO2削減)や人的資本の充実を数値目標として定めました。
今後とも、当社は日本の製造業に安全と確実な物流サービスを提供する、なくてはならないパートナーとして、日々挑戦し社会に貢献してまいります。引き続き、ステークホルダーの皆様のご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
- ※1VUCA(ブーカ)とは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、 Ambiguity(曖昧性)という4つのキーワードの頭文字を取った言葉
- ※22024年4月からドライバーの時間外労働の上限が年間960時間に制限されることに伴う諸問題